記事一覧
令和2年11月分 寄付金報告
「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ ✖ ポルシェ パナメリカーナ」の誕生~
3つの伝説が織りなすタイムピース~タグ・ホイヤーとポルシェ、そしてカレラ・パナメリカーナ・メヒコ
タグ・ホイヤーとポルシェとのコラボレーションにより、モーターレーシングのスピリットと、ひとりの男のビジョンが体現された時計「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ x ポルシェ パナメリカーナ」が誕生。
スピード、ヘリテージ、精度、卓越性の飽くなき追求。タグ・ホイヤースーパーコピー、ポルシェ、カレラ・パナメリカーナ・メヒコの代名詞ともなっているこれらの要素はいずれも、タグ・ホイヤーの新作タイムピースを象徴する特徴でもあります。スイスの高級時計ブランドとして、「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ x ポルシェ パナメリカーナ」を満を持して発表します。
255本限定のエクスクルーシブなタイムピースは、時計ブランドと自動車メーカーとの最も正統なパートナーシップが再びコラボレーションしたタグ・ホイヤーとポルシェの豊かな歴史が刻まれています。伝説のレース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」を舞台に両社が共有するヘリテージを反映し、同レースでのポルシェ初勝利70周年を記念しています。その1954年のカレラ・パナメリカーナ・メヒコでは、ポルシェ 550 スパイダーが、1500cc以下のスポーツカークラスで1位と2位、総合で3位と4位という快挙を収めています。
カレラ・パナメリカーナ レースの響く轟音
この上なく危険でスリリングなコースで知られるカレラ・パナメリカーナ・メヒコは、1950年の初開催以来、モータースポーツ界の伝説的なクロスカントリーラリーとしてその名を馳せてきました。メキシコ北部の国境地帯から南部の国境地帯まで優に3,000キロを超えるこのレースは、ドライバーにも、マシンにも絶対的な限界突破を強いるものとして瞬く間に評判となります。カレラ・パナメリカーナ・メヒコは、過酷な地形と極端な気温の中を平均時速150km以上で駆ける、スピード、耐久性、ドライビングスキルが極限まで試されるレースだったのです。安全上の懸念からわずか5回で中止に追い込まれたにもかかわらず、このレースはモーターレーシング史上に燦然と輝く足跡を残し、今も熱く語り継がれる数え切れないほどの物語や伝説を生み出しました。
ポルシェのカレラ・パナメリカーナ・メヒコ参戦にまつわるストーリーは、波乱万丈のこのレースの歴史の中でも極めて重要な部分を構成します。1954年、ハンス・ヘルマンの駆るポルシェ 550 スパイダーが、この屈指の難レースでクラス優勝を果たします。この勝利が、耐久レースにおいてポルシェが力をつけていくための基礎を築き、
エンジニアリングの優位性というポルシェの名声を確固たるものにしました。洗練されたデザインと先進のダブルオーバーヘッドカムシャフトを搭載した550 スパイダーは、自動車のイノベーションとパフォーマンスを象徴するアイコンとなります。
1962年、ジャック・ホイヤーは、メキシコのレーシングレジェンド、ペドロとリカルドのロドリゲス兄弟の両親から聞いた、カレラ・パナメリカーナ・メヒコの危険と興奮に満ちたレースの話に感銘を受けます。このレースの話にジャックが魅了されたことが、「ホイヤー カレラ」という名のクロノグラフの誕生につながります。
この名前こそ、冒険心、精度、卓越性のあくなき追求といったものを完璧に表現していました。1963年に発表された初代ホイヤー カレラ クロノグラフは、高速走行時でも容易に読み取れるようデザインされたすっきりとしたダイヤルが特徴で、タグ・ホイヤーの機能性とエレガンスへのこだわりを体現しています。また、2023年に60周年を迎えたタグ・ホイヤー カレラは、最も象徴的で革新的な時計の一つとしての地位を確固たるものにしました。
無敵のコラボレーション
1988年の再開から36年が経過した現在も続いているこのレース同様、「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ x ポルシェ パナメリカーナ」も、卓越性と革新性のレガシーを受け継いでいます。今年のカレラ・パナメリカーナ・メヒコのレースに合わせて発表されたこのタイムピースは、タグ・ホイヤーとポルシェが共に紡いできた歴史とその強力なパートナーシップを祝うもので、タグ・ホイヤーとポルシェのファンだけでなく時計愛好家をも大いに喜ばせることでしょう。
新作「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ x ポルシェ パナメリカーナ」のデザインの直接のインスピレーションとなったのが、アイコニックなレーシングカー「ポルシェ 550 スパイダー」。
精巧なディテールが目を引くオープンワークダイヤルが、550 スパイダーのホイールを模している一方、シルバー、イエロー、ブラックの配色は、オリジナルマシンのカラーリングをそのまま採用しています。また、イエローラッカー仕上げの針とサブダイヤルの針が、この時計に際立ったスポーツテイストを添えています。
ダイヤルとサブダイヤルの光沢仕上げが、550 スパイダーのボディワークを想起させる一方、550 スパイダーのレーシング ホイールに着想を得た形状のオープンワークダイヤルに施されたザラザラとした質感をもたらすグレイン仕上げが、路面のアスファルトを彷彿とさせ、モーターレーシングのスポーティ感を演出しています。ダイヤルからは、高い技術力を誇るサヴォアフェールと計時の美しさが融合した、スネイル/サテン仕上げのムーブメントプレートが見えます。
サイズは42 mm。サテン仕上げとポリッシュ仕上げが交互に施されたステンレススティール製ケースを備え、サイドには1950年代にポルシェが使用していたオリジナルフォントで「Spyder」と刻印されています。
湾曲したフランジにはPORSCHE ロゴをプリントし、6時位置のトゥールビヨンの上には伝説のレース「PANAMERICANA」の名が刻まれています。
このタイムピースにはまた、1970年代のカレラに使われていた同様にドーム型のヘサライトクリスタルへのオマージュとして、ドーム型サファイアクリスタルの「グラスボックス」デザインが採用されています。湾曲部分がフランジの上を滑らかに流れるよう工夫が凝らされたグラスボックスは、ダイヤルの縁へと流れるように
繋がり、ケースとの一体感を生み出しています。この革新的なデザインによって、ダイヤル表示が読み取りやすくなり、過酷なロードレースを闘うドライバーにとって理想的なタイムピースに仕上がっています。
パンチング加工が施されたブラックのカーフストラップは、イエローのライニングとステッチがさりげなくスポーティさとヴィンテージ感を添え、魅力をさらに高めています。ストラップの両サイドを飾るライニングが、この時計のアスレチックな美学を引き立てる斬新なデザイン要素となっています。
ムーブメントは心臓部にトゥールビヨンを配した自社製のTH20-09を搭載。約65時間ものパワーリザーブを実現し、究極の精度を約束しています。過去のタグ・ホイヤー x ポルシェの全てのモデル同様、ポルシェのステアリングホイールを模したローターをサファイアケースバックから覗くことが出来ます。この時計のインスピレーションとなった550 スパイダーにタグ・ホイヤーならではのオマージュを捧げています。
このタイムピースは、1954年のカレラ・パナメリカーナ・メヒコを制したポルシェ 550 スパイダーのカーナンバー「55」に因み、255本のリミテッドエディションとなっています。それぞれの時計のケースバックには、このタイムピースのプレミアム感を引き立てるシリアルナンバーと「LIMITED EDITION」の特別な刻印が施されています。
ブラックラッカー仕上げのウッドボックスの高級感あふれるパッケージは、タイムピースと同色のイエローでパーソナライズされ、さらなる洗練さと特別感をもたらします。
2023年同様、ポルシェとタグ・ホイヤーは、今年もまた、カレラ・パナメリカーナ・メヒコとの強い絆を祝して、ユニークなこのレース限りのポルシェマシンをメキシコシティでのレーススティントの間にお披露目します。
「タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ x ポルシェ パナメリカーナ」は、タグ・ホイヤー、ポルシェ、そしてカレラ・パナメリカーナ レースと3つの伝説の結びつきがいかに強いものであるかを証明するタイムピース。それこそが、共に紡いできた歴史、アドレナリンとイノベーションに対するいずれ勝るとも劣らない情熱を讃えるポルシェとタグ・ホイヤーのコラボレーションです。
過去からインスピレーションを得て、それをモダンなデザインで再解釈することで、タグ・ホイヤーとポルシェはこれからも、ウォッチメイキングとモータースポーツの両分野で、未来に向けて、可能性の限界を押し広げ続けていきます。
【概要】
タグ・ホイヤー カレラ トゥールビヨン クロノグラフ x ポルシェ パナメリカーナ
リファレンス:CBS5012.FC6571
価格:536万8,000円(税込)
発売:2024年10月
ムーブメント:TH20-09( 自動巻)
ダイヤル:シルバーオープンワークダイヤル
ケース:ステンレススティール製ケース
ケースサイズ:ケース径42 mm
防水性:100m防水
ストラップ:パンチング加工を施したブラックカーフストラップ
[サイト]
https://www.tagheuer.com/jp/ja/CBS5012.FC6571.html
タグ・ホイヤーコピー【お問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL : 03-5635-7030
www.tagheuer.com
X:@TAGHeuerJapan ,
Facebook:@TAGHeuer ,
LINE:@tagheuer
#TAGHeuerCarrera #TAGHeuer #タグホイヤー
BRANDS : TAG Heuer (タグ・ホイヤー )
令和2年10月分 寄付金報告
2023新作のロレックス スーパーコピー エネルギーを自在にコントロール。ジラール・ペルゴ「ネオ コンスタント エスケープメント」
2023年の新作としてジラール・ペルゴより、「新しい」ものであることを示すとともに、「コンスタント」な力を「調速機構」に伝達するというムーブメントの稀有な能力をその名に持つ「ネオ コンスタント エスケープメント」が登場します。新作、「ネオ コンスタント エスケープメント」はクロノメーターの発展に生涯を捧げたコンスタン・ジラールにも敬意を表するものとなっています。
ジラール・ペルゴがコンスタント エスケープメント L.M.を発表して批評家から高い評価を受けたのは2013年のことで、同年のジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で「金の針」賞を獲得しました。このモデルで採用されたコンスタントフォース・エスケープメント機構は、蓄えられているエネルギーに関係なく、驚くほど安定した歩度を実現します。
「ネオ コンスタント エスケープメント」は、エネルギーを自在に操るジラール・ペルゴの画期的なアプローチの最新の進化形であり、美的・技術的な進歩の数々が組み込まれています。スイスでレバー脱進機が開発されるまでには250年の歳月が必要でしたが、ジラール・ペルゴはわずか20年でコンスタント エスケープメントを完成の域にまで高め、発明の精神に恵まれていることを示しました。この新しいタイムピースは、機能的な要素の美しさを現代的な方法で表現するというコンスタン・ジラールの独特な考え方も受け継いでいます。
ジラール・ペルゴは革新的なアイデアを取り入れ、新しい機構を考案し、時計を進化させています。「ネオ コンスタント エスケープメント」も例外ではなく、最新の進化形には、いくつもの新しい技術が組み込まれており、使用されている特許の30%、合計13件が新しい特許です。「脱進機の効率とパワーリザーブの向上」「テン輪の効率と計時性能の向上」「脱進機の全シーケンスの完全な角度ロック」などが新しい特許にあります。
「ネオ コンスタント エスケープメント」は、過去に敬意を払いながらも、現在と未来を包み込み、独自の美学とエネルギーのコントロールを融合させる、ジラール・ペルゴの伝統を永遠のものとしています。
「ネオ コンスタント エスケープメント」このモデルは2024年1月に発売され、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で販売予定です。製造期間が長いことから、数量限定での販売を予定しています。
GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ) 2023新作 エネルギーを自在にコントロール。ジラール・ペルゴ「ネオ コンスタント エスケープメント」
精度の歴史とブリッジ コレクションの起源
19世紀、コンスタン・ジラールはクロノメーターの発展に精力的に取り組みました。そして、トゥールビヨン脱進機を搭載した非常に精密な懐中時計をいくつも製作しました。これらのタイムピースの卓越性はすぐに認められ、数々の賞を受賞しました。1860年、コンスタン・ジラールは3つの平行したブリッジを取り付けたムーブメントのデザインをスケッチしました。この懐中時計には、3つのニッケルシルバー製ブリッジを搭載して1867年に完成しました。同年、この時計はヌーシャテル天文台で1等賞を獲得しました。その精度は、17年間、他の追随を許しませんでした。さらに、この時計はゴールドのケースに収められ、パリの万国博覧会で金賞を受賞しました。
コンスタン・ジラールの作品は、精度が高く評価される一方で、抜群の美しさにも定評がありました。1867年、コンスタン・ジラールは3つのブリッジが美しくデザインされた懐中時計を制作しました。このとき、ブリッジは単なる機能的な部品から芸術的な要素へと変貌を遂げたのです。その後、1889年に3つのブリッジはゴールド製となり、よりスタイリッシュになりました。こうして伝説のスリーブリッジのデザインが完成し、現在に至っています。
しかし、ジラール・ペルゴはこうした成果を誇りに思う一方で、常に進化を続けています。2014年、ジラール・ペルゴは「ネオ ブリッジ」を発表しました。その精巧なフォルムは、最先端のCNCマシンを使用することによってのみ可能となりました。
繊細な曲線を描くブリッジは、それ以来、単体としてはもちろん、さらには3つをセットにした建築的フォルムとして発表されてきました。ブリッジ コレクションでは、クラシックなモデルと現代的なモデルが共存していますが、いずれもジラール・ペルゴの多様性とノウハウを物語っています。
時間の流れ
時計の各表示が正確に情報を伝え、高い信頼性とともに動くようになるには、ムーブメントで作用する「時間の流れ」と呼ばれることの多い力を巧みにコントロールする必要があります。エネルギー源となるのは、香箱の中に収められた張力のかかったゼンマイで、これが最終的に文字盤の針や表示を動かします。「輪列」と呼ばれる一連の歯車にエネルギーを伝達する過程で、だんだんエネルギーが小さくなっていきます。実際、輪列は変圧器のような役割を果たし、いわば電圧を希望するレベルまで下げていくわけです。
輪列に連結された脱進機は、調速機構にエネルギーを送り、これによって脱進機の爪が外れ、針が決められた量だけ動くと、再び爪が掛かります。この爪が外れてまた掛かる繰り返しによって、「時間の流れ」はコントロールされています。
コンスタントフォース機構
ほとんどの時計が抱える問題は、完全に巻き上がったとき、香箱から最終的に調速機構に伝わる力が大きくなりすぎてしまうことです。これによって精度が低下する可能性があり、またムーブメントにとって有害となる可能性があります。逆に、香箱内のエネルギーが弱まり、使い果たされる直前になると、調速機構に伝わる力が不十分になり、やはり精度が低下します。
このシナリオをグラフで表現すると、力は対角線として表すことができます。理想的には、調速機構に伝わる力は直線的であるべきで、グラフ上では連続したフラットな水平線となるべきです。しかし、コンスタントフォース機構が備わっていない時計では、力がフラットである期間、つまり最適な精度を示す期間は、比較的短くなってしまいます。
高級時計の開発部門では、香箱から最終的に調速機構に伝わるエネルギーが均一に保たれるよう、時計職人たちはたえず努力してきました。何世紀もの間、この「コンスタントな力」と呼ばれる願望を多くの時計職人が抱き、夜を徹して取り組んできたのです。こうして、フュジー(円錐均力車)、ジュネーブ・ストップワーク、ルモントワール・デガリテなど、脱進機とは別に、さまざまな機構が考案されてきました。
調速機構にコンスタントに力が伝達されれば、時計の歩度が安定します。歩度の安定性は、精度と同じではなく、もっと重要だといえます。実際、コンスタントフォース機構によって動きをコントロールすれば、歩度が変動しなくなり、優れたクロノメーター級の性能が実現されます。ただし、精度に関しても言い添えておく必要がありますが、ネオ コンスタント エスケープメントはCOSC認定クロノメーターであり、その計時能力は第三者による折紙つきです。これは、1860.年代にこのマニュファクチュールが懐中時計をクロノメーター検査に提出したときに、ヌーシャテル天文台百周年記念賞を授与されたことの再現だともいえます。
調速機構(テンプとヒゲゼンマイ)をよく見ると、テン輪は時計方向と反時計方向に交互に回転しています。各方向への回転は「ビート」と呼ばれ、この往復の大きさを度数で表したのが「振幅」です。一般に、調速機構に伝わる力が小さくなると、振幅が低下し、動きが遅くなります。
コンスタントな力を得るための独創的な方法
先ほど触れた各種の機構とは異なり、ネオ コンスタント エスケープメントはコンスタントな力を得るためにまったく異なったアプローチを採用しています。実際、この時計のムーブメントには、後述する独創的なシリコン製ブレードが採用されており、香箱に蓄えられたエネルギーの量にかかわらず、テンプの振幅が一定に保たれるようになっています。
このマニュファクチュールの研究開発部門で働く天才時計師のマチューは、コンスタント エスケープメントを完成させるために10年以上もの歳月を費やし、試作品の製造、仕様の改良、数々の特許の申請を行ってきました。この開発プロセスで、コンスタントフォース機構に磨きをかけ、実験室コンセプトから、量産用タイムピースに採用可能な技術へと高めてきました。
数年間に及ぶ研究の末、ジラール・ペルゴは独自のシリコン製ブレードを組み込んだコンセプトウォッチを2008年に発表しました。このノウハウは数年かけて完璧なものにされ、2013年にはコンスタント エスケープメント L.M.の量産バージョンが発表されました。これは同年のGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)で権威ある「金の針」賞を受賞しています。
DRIEによって実現した極薄シリコン製ブレード
1990年代、DRIE(深部反応性イオンエッチング)が登場し、ジラール・ペルゴは専門企業のシガテック社と協力して、シリコン製ブレードを製造する手段を手に入れました。ちなみに、このブレードの厚さはわずか14ミクロンで、人間の髪の毛の6分の1の薄さです。
2006年創業のシガテック社は、ジラール・ペルゴの信頼できるパートナーであり、時計産業向けシリコン部品の大手メーカーです。シガテック社は、ソーウインド・グループ(ジラール・ペルゴの親会社)と、UV-LIGA技術のリーディングカンパニーであるミモテック社が共同所有しています。 シガテック社の製造施設にはクリーンルームがあり、この管理された環境で部品を製造することで、製品汚染のリスクを低減しています。この専門企業では、完璧な結果を得るために、さまざまな形状、コーティング、寸法を試しながら、数多くの製品の試作を行ってきました。
シリコンは、シリカから電解冶金によって抽出されます。その後、高純度のシリコン結晶にします。この最先端素材は、軽量で、腐食しにくく、摩擦が少ないという、時計製造分野で重宝される特性を備えています。この素材は、従来のフライス加工やスタンピング技術では実現不可能だった、複雑な形状に成形することができます。この部品の場合、ジラール・ペルゴはシリコンの高い弾性を利用しています。シリコンは、ブレードが繰り返し湾曲することでテンプにコンスタントな力を伝達することを可能にする、唯一の素材です。
新しいデザイン、おなじみのアプローチ
ネオ コンスタント エスケープメントは、ほかのどの時計とも似ていませんが、ブリッジ コレクションのほかの現行モデルとは共通している点も一部あります。
文字盤の上にサファイアクリスタル「ボックス」が取り付けられ、光が降りそそぐようになっており、文字盤のさまざまな要素を横方向から見ることができます。
2013年当時のコンスタント L.M.は、オフセンターの文字盤で時と分を表示していましたが、ネオ コンスタント エスケープメントでは、針は文字盤の中央に取り付けられています。
スケルトン加工されたドーフィン型の時針と分針は、ロジウム加工が施され、現在時刻を明確に示すとともに、蓄光塗料によって暗い場所でも視認することができます。フランジに設けられたブラックの円環の帯状部分には、ホワイトのマーキングが施されています。また、蓄光インデックスが外側に弧を描くように取り付けられており、文字盤のメインエリアから浮かんでいるように見えます。センターセコンドは、先端がスカイブルーに輝き、1889年のコンスタン・ジラールの名高いゴールドブリッジに着想を得た矢形のカウンターウェイトが備わっています。
ネオ コンスタント エスケープメントにおいて、ジラール・ペルゴは時計デザインへの新たなアプローチを考案しました。こうしてできたグレード5のチタンのケースに収められたタイムピースは、とりわけその機構の複雑性を考慮すると、軽量かつ魅力的で、驚くほど着用しやすくなっています。ムーブメント、とりわけ独自の湾曲ブレードを備えたエスケープメント.スプリングは、明らかに機能的でありながら、美的魅力も高めています。その左右対称な見た目は、ジラール・ペルゴの象徴となっている伝説のスリーブリッジや、ロレアートの八角形ベゼルとも響きあっています。
文字盤の上半分には、大きな香箱が2つ並んでいます。ムーブメントの色は、ブラックPVDとアンスラサイトNACのコンビネーションです。この処理により、文字盤はモダンな見た目となっており、高級時計に着想を得たきわめて精巧な仕上げが施されています。
9時位置に配された直線状のパワーリザーブ表示は、ツインバレルにどれだけのエネルギーが残っているかを示します。ムーブメント、キャリバーGP09200は、7日間以上のパリニアパワーを蓄えます。ネオ コンスタント エスケープメントは、エスケープメント.スプリング、テンプ、ガンギ車などの機構が作動している様子を部分的に眺められるデザインとなっています。
GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ) 2023新作 エネルギーを自在にコントロール。ジラール・ペルゴ「ネオ コンスタント エスケープメント」
ネオ ブリッジ
このモデルでは、ガンギ車を支えているのは、ステルス風のブラックの色あいの2つの独立したブリッジで、どちらも光り輝くネジで固定されています。ブリッジのデザインは19世紀の名高いブリッジに着想を得ていますが、ここでは現代的なスタイルで仕上げられています。その下には別のネオ ブリッジがあり、文字盤の下部で広がってテン輪を支えています。
グレード5のチタンでできた45mmケース
グレード5チタンでできたケースは、最も幅の広い部分で直径45mmとなり、従来のモデルよりも小さくなっています。さらに、複雑な形状のケース側面は、内側に向かって(サファイアクリスタル「ボックス」に向かって、またサファイアケースバック付近で)細くなっています。この狭い部分のサイズは.42.5mm.で、これほど複雑な時計としては小さめとなっています。また、ラグが下方に鋭くカーブしているので、スケール感はさらに小さくなり、手首につけると、表記サイズよりも小さく見えます。
ジラール・ペルゴがグレード5のチタンを選んだのは、軽量で、さびにくく、堅牢で、低アレルギー性であるといった、多くの利点がこの合金に備わっているからです。しかし、グレード5のチタンは非常に硬いので、フライス加工が難しくなります。
このモデルの場合、ラグ、ベゼル、ケースがひと塊の合金から製造されるので、ケースの製造がいっそう複雑なものとなります。グレード5チタンは並外れた硬度を備えていることから、研磨が非常に困難であるだけに、ますますポリッシュ仕上げとサテン仕上げの対照的な表面(直線と円形)が注目に値するものとなっています。対照的な2つの仕上げを交互に施すというこのアイデアは、フルーティング加工を施したリューズにまで及んでいます。
キャリバー GP09200
時計を裏返すと、サファイアケースバック越しに、手巻きムーブメント、キャリバー.GP09200.の細部をさらに眺めることができます。さらに、ムーブメントの裏面には、文字盤と同じ左右対称なデザインが採用されており、上部にはツインバレル、下部には2つのネオブリッジも配置されています。左右対称性を繰り返し使用し、機能的な部品を美的な特徴として見せることは、ブリッジ コレクションの特徴となっています。
時計の裏側から見ると、シルバーカラーの輪列が隠さず明らかになっており、隣接するブラックのムーブメント部品から際立っていることに、時計愛好家なら注目されるでしょう。同様に、エスケープメント.スプリング、ガンギ車、テン輪の裏側も至近距離からも見ることができるので、動いている部品を眺め、ムーブメントのきわめて精巧な仕上げを堪能できます。
ネオ コンスタント エスケープメントは、ラバーストラップによって手首に一体化します。このストラップはファブリック効果が特徴的で、チタン製トリプルフォールディングバックルには微調整機構が備わっています。この機構は、6つの刻み目のある金属部品に沿ってプッシャーをスライドさせることで、ストラップを最適なつけ心地に微調整することができます。
ネオ コンスタント エスケープメント
Ref.93510-21-1930-5CX
ケース径:45.0mm
ケース厚:14.8mm
ケース素材:チタン
ストラップ:ブラックラバー(ファブリック仕上げ)、微調整機構付きチタン製トリプルフォールディングバックル
防水性:30m(3気圧)
リシャールミル スーパーコピームーブメント:手巻き、Cal.GP09200-1153、7日間以上パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、29石 仕様:時・分・秒表示、パワーリザーブ表示、サファイアクリスタルケースバック、無反射加工サファイアクリスタル「ボックス」風防、蓄光塗料(ブルーに発光)を塗布したサスペンデッドインデックスを備えたリング文字盤、COSC認定クロノメーター
予価:13,101,000円(税込)
令和2年9月分 寄付金報告
ブライトリング、待望のオールブラックフェイスのアベンジャー ナイトミッションが日本先行で登場
時代にあったアビエーション・スタイルと確かな性能を兼ね備え、20年以上に渡り大空の冒険の最前線立ってきたアベンジャーコレクション。サイズや素材のバリエーションが拡充したばかりのナイトミッションに、オールブラックモデルが新たに仲間入り。完全にブラックで統一されたフェイスにより、目立たずして違いを生むステルスミッションを成功させています。日本先行販売の本作は、ブライトリングコピー n級品ブティック銀座とブライトリングブティック大阪にて、いち早くご覧いただけます。
アベンジャー ナイトミッション
ジェット機のパイロット向けに製作されたアベンジャーは、極めて過酷なコックピット環境に耐え、さらなるチャレンジのために舞い戻ることができるよう設計されています。しかし、その大胆なデザイン、卓越した強靭さ、そして一歩先を行く機能を評価するにあたって、パイロットである必要はありません。航空機のデザインを採用したナイトミッションは、セラミックケースにチタン製フォールディングピンバックル式のミリタリーレザーストラップが付属しています。アベンジャーコレクションは水深300mまで耐えることができ、その確実な機能性や耐腐食性構造は絶賛に値するものでしょう。
アベンジャー B01 クロノグラフ 42 ナイトミッション
本作は、日本先行発売されるナイトミッションのニューバージョン。従来のナイトミッション・モデルとの違いは、ブラックアウトされたインデックス、中央の時分針とクロノグラフ秒針。さらにブライトリング初のブラック・スーパールミノバを採用することで、黒で統一されたフェイスが完成。やや小ぶりな42㎜のブラックセラミックケースに魅力が凝縮されました。ストラップにはチタン製フォールディングピンバックル式のブラックミリタリーレザーストラップを採用。他のアベンジャーコレクションと同様に300m防水性能を備え、優れた操作性や耐腐食性構造を誇ります。最も堅牢な時計の一つ、アベンジャーに加わったこの新しい選択肢は、約70時間のパワーリザーブを誇るブライトリングマニュファクチュール キャリバー01で駆動し、オープンケースバックが採用されています。
本作は日本先行販売で、ブライトリングブティック銀座とブライトリングブティック大阪でいち早くご覧いただけます。
【概要】
アベンジャー B01 クロノグラフ 42 ナイト ミッション
SB0146101B2X1
¥1,265,000
ケース素材:セラミック
防水性能:300m
ケースサイズ:直径42.0mm/厚さ15.1 mm
製品重量(約):107.7 g
ムーブメント:ブライトリング01(マニファクチュール・自動巻き)
パワーリザーブ:約70時間
石数:45石
振動数:2万8800振動/時
【お問い合わせ】
ブライトリング・ジャパン
0120-105-707
https://www.breitling.com/jp-ja/
[ブライトリング]
1884年に設立されたブライトリングは、スイスを代表する時計メーカー。近代のクロノグラフを発明し、ナビゲーションツールウォッチのパイオニアとなった革新的な企業です。現在もカジュアルで包括的かつサステナブルな高級ブランドとして、世界で280以上のインダストリアルロフトにインスパイアされた店舗を展開しながら、新境地を開拓しています。ブライトリングのコレクションは空、陸、海へのあこがれを追求し、ブランドの確立されたモダンレトロスタイルを貫いています。すべてのムーブメントがCOSC認定クロノメーターであることは、その卓越した品質を証明しており、ブライトリングはマニュファクチュールキャリバーを製造する数少ない独立系時計メーカーの1つです。ブライトリングは現在、より良い素材、より良い製造、より良い包装、エンドツーエンドのトレーサビリティにより、素晴らしい製品と体験を生み出すという使命を遂行しております。伝統的な時計製造と最新の最もサステイナブルなイノベーションが共存しているブライトリングは、長い歴史を誇りながらも同時に時代の先端を行く企業です。
令和2年8月分 寄付金報告
『Masterpiece Skeleton Label Noir』~「モーリス・ラクロア」☓「ラベルノワール」モダンなカスタマイズが実現 288本限定
「モーリス・ラクロア」は、2024年の新作モデルとして『マスターピース スケルトン ラベルノワール』を2024年4月より全国の正規販売店にて発売いたします。
モーリス・ラクロアは、独創的でユニークなコラボレーションウォッチを世に送り出している「LABEL NOIR(ラベルノワール)」[※註]とのパートナーシップを2020年より開始しています。第一弾のコラボレーションでは、モーリス・ラクロアを代表するアーバンウォッチ「AIKON」を再解釈してアレンジ。‘都会’をテーマとした、ブラックとグレーの色使いが目を引くモデルは発表数分後に完売し、人気を博しました。
待望の第二弾となるコラボレーションモデル『マスターピース スケルトン ラベルノワール』は、現行デザインのアレンジや、ブラックとホワイトのパレットを巧みに操りながらスタイルを表現する、新しく独創的な方法で高い評価を得ているラベルノワールらしい手法が存分に活かされたタイムピースです。
コントラストの傑作
モーリス・ラクロアのマニュファクチュールキャリバーを搭載する、コンテンポラリーな『マスターピース スケルトン ラベルノワール』は、大胆且つ洗練されたスケルトン仕様により通常では隠れているムーブメント部分を見ることができます。光と影、開示と秘匿、ブラックとホワイトなど、巧みに配置されたコントラストで創られているのです。
フランクミュラー スーパーコピー自社製ムーブメントへの情熱と開発力
『マスターピース スケルトン ラベルノワール』の最終組み立ては、モーリス・ラクロアの全コレクション同様に自社の工房で行われます。熟練した職人による高い技術力と、洗練されたデザインは設立時より一貫しています。
スケルトンウォッチは、素材によって石、ビス、歯車列など、重要な部品の側が外れてしまうなどして、意図しない湾曲が生じる場合もありますが、モーリス・ラクロアはこの潜在的な問題に対応できる自社製ムーブメントを設計・開発しました。
CADを使い、構造内の各部品に掛かる力を算出することで、ムーブメントの設計を最適化し、メインプレートとブリッジは工作機械の動作をコンピュータで自動化するCNC機器を用いて製作されています。こうして造られたキャリバーは安定性や精密さ、そして信頼性を維持しています。
香箱にはオープンワークのキャップがあり、さまざまな張力の主ゼンマイを見ることができます。12時位置の横からは、ねじ込み式テンプが振れる様子を見ることができ、ヒゲゼンマイやアンクルレバーは脱進機と繋がっています。マスターピース スケルトン ラベルノワールは、見る者を魅了する機械仕掛けに浸らせ、ラベルノワールが用いる巧みなコントラストのバランスがその素晴らしさを強調します。
マニュファクチュールキャリバーML134には、ペルラージュ装飾やサンドブラスト仕上げが施され、ブリッジにはポリッシュ仕上げがあしらわれています。
既存のマスターピース スケルトンモデルではPVD加工を施していましたが、今回のコラボレーションモデルでは、ケースはより耐傷性・耐摩耗性に優れたマットブラック&アンスラサイトのDLC加工、またリューズとベゼルにもブラックDLC加工を施しています。
そして地板部分には、ポケットの底にサンドブラストを施したブラックのサンブラッシュ仕上げのプレートを設置。仕上げの方法を変えることでブラックでもグレーに見える箇所もあり、陰影のように美しい仕上がりになっています。
ケースバックから眺めることのできるムーブメントは光を透過させ、内部のすべての輪郭を美しく照らします。ブラックのナイロンストラップにはトレードマークであるMロゴが印字され、同じくブラックのフォールディングバックルを合わせた手首に存在感が生まれるタイムピースです。
288本限定の『マスターピース スケルトン ラベルノワール』は、2つのブランドの創造性と創意工夫の英知を表しています。
[※註]Label Noir (ラベルノワール):2011年スイスにて創業されたカスタムウォッチメーカー。元々は時計職人がユーザーの注文に基づいてカスタマイズしていたのが始まりとされ、その技術は高級ウォッチブランドにも認められている。 トゥールビヨンを搭載したモデル製作や仕上げにADLC加工を施すなど、妥協のない遊び「究極の贅沢」を追究し続けている。
【概要】
マスターピース スケルトン ラベルノワール
品番 MP7228-DLB04-090-2
価格 1,069,200円(税込)
限定本数 288本(世界限定)
ケースサイズ :直径43mm、厚さ13mm
ケース素材(仕上げ):ブラックDLCステンレススティール(サテン仕上げとポリッシュ仕上げのステンレススティール製ケース)、ガンメタルグレーDLCコーティングを施したオープンケース バック。
・ブラックDLCコーティングを施したベゼルとリューズ。
・フロントガラスとバックガラスのリューズとデカールにホワイトのライン
・オープンハート
機能 :時・分・秒
ムーブメント :Cal. ML134(手巻き)
・18,000 振動(2.5 Hz)
・45時間パワーリザーブ、19石
防水性 5気圧防水
針/インデックス :ホワイトスーパールミノバ加工を施したマットブラックのドーム型時針・分針。
・マットブラックのドーム型秒針
ストラップ/バックル: ブラックのナイロンストラップ、ブラックのサンドブラスト仕上げのMロゴ、ホワイト
のステッチ、イージーチェンジャブルシステム/トップカバーにガンメタルDLCコーティングを施したステンレススティール製ディプロイメントバックル
装飾:ホワイトラッカー仕上げの「Maurice Lacroix」の刻印
・サンブラッシュ仕上げのブラックプレート
・ポケットの底にサンドブラスト仕上げ、
・ブラックの3/4ブリッジ、ペルラージュ装飾
発売時期 2024年4月
【お問い合わせ】
DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン(株)
cg.csc1@dksh.com
[モーリス・ラクロア]
スイスには、数百年にわたり、いくつもの時計メーカーが革新と完全性を追求してきた確たる歴史があり、それを通じて時計製造の分野で比類のない名声を確立しています。モーリス・ラクロアは時計の作り手として、伝統と高水準のクラフツマンシップを守ることに大きな情熱を傾けています。40年以上にわたり、モーリス・ラクロアのタイムピースは、セイネレジェに所有する最先端の工場で製造されてきました。そこには、高評価を受ける時計製造に欠かせないあらゆる要素、すなわち時計作りのノウハウ、熟練の職人技、知識、技術力、そして何よりも確かな品質を見極める鋭いセンスが揃っています。モーリス・ラクロアが誇るタイムピースのデザイン、独創性、ならびに熟練した専門技術は業界内で高く評価され、数々の賞を受賞しました。同社は、数え切れないほどの特許取得技術に支えられた斬新なデザインを通して表現される品質、信頼性、創造力、そして決断力による勝利の方程式を基に、成長を続けています。モーリス・ラクロアは、時(とき)に対する新しい観点を切り開くことで、成功を求め努力するお客様に常に寄り添い、輝きをもたらそうと絶え間なく努力を重ねています。ブランドには、「成功とは終わりのない旅である」という考えが根付いています。
令和2年7月分 寄付金報告
パルミジャーニ・フルリエ がアートピース ≪レ・ローズ・カレ≫ シリーズより五本のユニークピースコレクション「グラン・フーコレクション no. 3 & 4」発表~
アートピース ≪レ・ローズ・カレ(LES ROSES CARRÉES)≫ シリーズより五本のユニークピースコレクション「グラン・フーコレクション(Collection Grand Feu) no. 3 & 4」発表~「ロサ・アルバ」 /「 ロサ・コスミカ」
創立25周年となる2021年に、パルミジャーニ・フルリエはその歴史の中でももっともハイレベルなプロジェクトのひとつとなる『ラ・ローズ・カレ』という懐中時計を発表いたしました。その『ラ・ローズ・カレ(La Rose Carrée)』プロジェクトは、五本のミニッツリピーターからなるシリーズ『レ・ローズ・カレ(Les Roses Carrées)』へと進化を遂げました。この度、木々の紅葉が深まる色彩ゆたかな秋の季節に、ブルーとレッドに続き、イエローとブラウンのグランフーエナメルで彩られた『ロサ・アルバ』と『ロサ・コスミカ』を発表いたします。
ウブロスーパーコピー 販売おすすめ優良サイトダイヤモンドのように輝くウォッチメイキングの芸術
秋の訪れとともに、緑色の葉は燃えるような色に変わります。自然の摂理で、春には生命が芽生え、夏には花が咲き、秋にはしぼみ、冬には枯れていきます。季節の周期と繰り返しは、ミシェル・パルミジャーニにとって興味深いテーマでした。
あらゆるフォルムの薔薇の一生と完璧さに魅了されたパルミジャーニ・フルリエは、薔薇の花に焦点を当て、「ローズ・カレ」モチーフをデザインしました。このモチーフは、2022 年に発表された、特別な作品である懐中時計の「ラ・ローズ・カレ」をはじめ、複数の作品に採用されています。
「芸術は私たちの周りのいたる所に存在します。
自然の中に、そのプロポーションの調和の中に、
ディテールへの関心に。すばらしい世界は、
見ることを知る人にのみ全貌を明らかにします。」
ミシェル・パルミジャーニ(創業者/時計師)
左より、ROSA COSMICAロサ コスミカ、ROSA CELESTEロサ セレステ、ROSA MUNDIロサ ムンディ、ROSA ALBAロサ アルバ、ROSA MYSTICAロサ ミスティカ
2023 年に、パルミジャーニ・フルリエが取り組んだのは、オートオルロジュリーの創造と、マニュファクチュールの専門知識の頂点となる、五本のユニークピースのコレクション。
これら五本のタイムピースは、ミニッツリピーター機能を搭載しており、ムーブメントは精緻な彫刻とエナメルの装飾で仕上げられています。この装飾を手がけた「黄金の手」と呼ばれる職人たちは、ミシェル・パルミジャーニがその腕を認め、今ではファミリーとなった選りすぐりのチームです。
これらの作品、パルミジャーニ・フルリエの最上級の基準に則ってつくられていて、機構としても、メティエダールとしても市場におけるもっとも高度な規格に適合しています。
42mmのホワイトゴールド製ケースにはローズ・カレ(四角い薔薇)モチーフが手彫りされています。ハンターケースバックのカバーと荒く削られたダイヤルは、ブルーのグラン・フーエナメルで覆われています。時計として咲き誇る花の内側には、カテドラルゴングを備えた手巻きミニッツリピーターのキャリバーが隠れています。スケルトン加工と面取りの仕上げが描き出すのは、パルミジャーニ・フルリエのウォッチメイキングのノウハウとクラフツマンシップの粋を集めた、独創的でポエティックな作品。
ブリッジの形状、ブリッジの輪郭のくり抜き、オープンワークの大きさと範囲は、芸術的な特徴であり、美的なアイデンティティを示すものであり、仕上げとディテールに細心の注意が払われていることを示す指標でもあります。パルミジャーニ・フルリエは、このアプローチを極限まで高めています。
曲線と反曲線、調和のとれた湾曲、面取りの深さ、114箇所ある内角と外角などから見られるように、『ラ・ローズ・カレ』は職人の偉業が結集した作品です。面取り、研磨、表面加工はすべて手作業で行われています。このように、美しさ、希少性、実質が、茎、花びら、香りとして一体となり手首に咲く薔薇をつくりだしています。
エナメル
エナメルは職人の手で磨かれ、ボリュームとパターンのコントラストを生み出します。彫刻師によって刻まれたエングレービングには、時計のミドルケース、ベゼル、ケースバックに「ローズ・カレ」(四角い薔薇)のモチーフが整然と配置されています。彫刻によって生み出されるのは、視覚的にダイヤモンドを思わせる印象的な光の効果です。ダイヤルは、グレイン仕上げの表面を演出するために、刻まれ、その上に、四層のエナメルが重ねられ、カバーには六層のエナメルが重ねられます。表面もまた、職人の手で磨き上げられます。これらのユニークピースのひとつひとつが、ミシェル・パルミジャーニが大切にする「ラ・ローズ・カレ」モチーフの彫刻と、エナメル加工のケースバックを組み合わせ、ケースの内側から響く調和のとれた音響を保証します。
ケース
完全に一体化させるために、ケースはムーブメントを囲むように設計され、オートオルロジュリーの最高峰の装飾と仕上げが施されています。カテドラルゴングの響きには特にこだわっていて、澱みなく音が通るように背面と中央部が空洞になっています。ミドルケースにも、エナメルダイヤルの下にもスペースをつくれるように、特殊な設
計がされています。この構造は、時計の美観と同じレベルの上質な音を実現するために考慮されたものです。ムーブメントは392個の部品で構成され、72時間のパワーリザーブを確保します。ミニッツリピーター機構は、作動時に時刻が設定されることを防ぐ安全機構を備え、時、15分、分をなめらかに鳴らします。機構の超速機が、完璧な規則性を保証します。
組み立て
ミドルケースへの組み立ては、それ自体が複雑な作業です。完璧なバランスで配置することが、直接的な動力伝達を最大限に可能にするため、ムーブメントの位置はケーシング段階で調整されます。最後に、機構の重要な要素であるすべてのゴングが、冴えわたる響きを確保するために、ネジ留めでケースに組み付けられます。
【仕様】
ロサ コスミカ
ROSA COSMICA
PFH991-2010005-300181
ケース:ポリッシュ仕上げ、ハンドワークのローズ・カレモチーフの彫刻
直径:42mm
厚さ:13.39mm
リューズ:∅6.4mm
フラットレンズ:天然サファイア
ガラス:ARunic反射防止加工のサファイアクリスタル
ケースバック: サファイアクリスタル
ダブルケースバック:ローズ・カレモチーフのハンドワークの彫刻、グランフーエナメル
ケースバックの刻印:シリアルナンバー、「PARMIGIANI FLEURIER」「Swiss made」「Pièce unique」
防水性:10m
ダイヤルカラー:ゴールドサンド
ダイヤル仕上げ:ハンドワークのエングレービング、グランフーエナメル
インデックス:ロジウムプレート18Kゴールド、ハンドアプライド
針:時、分:ロジウム加工の18Kゴールド、デルタ型スケルトン
キャリバー:PF355(手巻きムーブメント)
・機能:時、分、ミニッツリピーター
・ミニッツリピーターフライホイール
・パワーリザーブ:72時間
・振動数:21,600振動/時(3 Hz)
・石数:35
・部品数:392
・直径:30 m m
・厚さ:6.55mm
・装飾:コート・ド・ジュネーブ、オープンワークのブリッジ、ハンドワークの面取りとペルラージュ
ブレスレット:アリゲーターストラップ
バックル:18Kホワイトゴールド製アルディヨンバックル、ローズ・カレモチーフのハンドワークの彫刻
価格:60万 スイスフラン(参考価格)
ロサ アルバ
ROSA ALBA
PFH991-2010005-300181
ケース:ポリッシュ仕上げ、ハンドワークのローズ・カレモチーフの彫刻
直径:42mm
厚さ:13.39mm
リューズ:∅6.4mm
フラットレンズ:天然サファイア
ガラス:ARunic反射防止加工のサファイアクリスタル
ケースバック: サファイアクリスタル
ダブルケースバック:ローズ・カレモチーフのハンドワークの彫刻、グランフーエナメル
ケースバックの刻印:シリアルナンバー、「PARMIGIANI FLEURIER」「Swiss made」「Pièce unique」
防水性:10m
ダイヤルカラー:ゴールドサンド
ダイヤル仕上げ:ハンドワークのエングレービング、グランフーエナメル
インデックス:ロジウムプレート18Kゴールド、ハンドアプライド
針:時、分:ロジウム加工の18Kゴールド、デルタ型スケルトン
キャリバー:PF355 – 手巻きムーブメント
・機能:時、分、ミニッツリピーター
・ミニッツリピーターフライホイール
・パワーリザーブ:72時間
・振動数:21,600振動/時(3 Hz)
・石数:35
・部品数:392
・直径:30 m m
・厚さ:6.55mm
・装飾:コート・ド・ジュネーブ、オープンワークのブリッジ、ハンドワークの面取りとペルラージュ
フランクミュラー スーパーコピーブレスレット:アリゲーターストラップ
バックル:18Kホワイトゴールド製アルディヨンバックル、ローズ・カレモチーフのハンドワークの彫刻
価格:60万 スイスフラン(参考価格)